無言給食・無言清掃に思うこと
今週は早くも梅雨入りしたかのような雨の日が続いています。やはり今年は例年より季節が早く移り変わっているのでしょうか…。
さて、タイトルに掲げられた「無言給食」とはいったい何のことだと思いますか?
食事は新型コロナウイルス感染症の感染リスクが高いとされており、学校のように皆が一斉に給食を摂る際には十分な注意が必要です。そのため、本校では感染症予防の一環として、机に飛沫防止ガードを設置した上で、おしゃべりをしないで食べる「無言給食」に取り組んでいます。
なんとも味気ないような気もしますが、給食の時間にそれぞれの学級を見てみると、その様子はまるで大貫海浜学園での食事のように、食べることに集中して取り組むことができています。そのため、完食できる児童も多く、どの学級でもしっかりと食べることができているようです。
周りの友達のことを守るとともに、自分自身のことも守る…。そのための無言給食です。こうした取組でさえ、児童にとってよいことをもたらすものであることを実感することができました。
また、その後の清掃の時間は、これまでと同様の「無言清掃」に取り組んでいます。合言葉は、「掃除の約束まみむめも」(まスクをつけて みつけ掃除 むごん清掃 めと目で合図 もっときれいに元郷小)です。
この無言清掃もたいへん効果的で、来客から行き届いた元郷小の清掃に対し、お褒めの言葉をいただくことも少なくありません。「古くてもきれいな元郷小」です。
このように約束事をきちんと守ることのできる元郷小の児童は、すばらしいと思います。新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を願いつつも、このような児童の姿に感心しています。
川口市立元郷小学校 校長 吉田 栄